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お久しぶりです。今年初のカキコ。生存確認のため、出てまいりました。
花男ドラマ最終回は遠い過去のこと? いえ、永久に放置するつもりはないのですが、「花沢類的にあのラストはないよな!?」って思ったのは、筆者をご存じの方なら恐らく容易にお察しいただけたはず(涙) さてさて、春らしくブログのスキンをチェンジしてみました。 ついでに、某所で「成分解析」なるものが流行っているらしいと聞きつけ、いくつか興味のあるものにトライ。 ● 成分解析 ギヨームの76%は勇気で出来ています ギヨームの15%はカテキンで出来ています ギヨームの8%は気の迷いで出来ています ギヨームの1%はミスリルで出来ています *****(実名)の解析結果 *****の70%は勇気で出来ています *****の24%は回路で出来ています *****の5%はマイナスイオンで出来ています *****の1%は理論で出来ています HNでも実名でも、主成分は変わらないらしいです(驚愕) わりと満足かな……いい意味でも悪い意味でも(え?)、確かに「勇気」だけで出来ているような当方にピッタリの結果が出ました。 ● ロック成分解析によるギヨームの解析結果 ギヨームの49%は広瀬和生で出来ています ギヨームの38%はハロウィンで出来ています ギヨームの9%は早弾きで出来ています ギヨームの3%はヒゲで出来ています ギヨームの1%はセックス・ドラッグ&ロケンローで出来ています 主成分にちょいと納得いきません(彼の雑誌だけは買ったことがないから〜) ほかの成分については、概ね当たっていると思います♪ ● 恋愛分析機によるギヨームの解析結果 ギヨームの88%は道端の草で出来ています ギヨームの8%は特殊撮影で出来ています ギヨームの3%は熱愛で出来ています ギヨームの1%はヨコシマな心で出来ています 雑草パワー??(誰かサンと一緒♪) ていうかこの「特殊撮影」ってナニ??(爆) 確かに「ヨコシマなフィルター」なら脳内に搭載。二次元で大好きなふたりを追い掛ける時は「脳内ハンディカム」も作動(自慢) うーむ、きっとそういうことなんでしょうなあ。恐るべし。 ● スラムダンクによるギヨームの解析結果 ギヨームの51%はもっとホメてくれで出来ています ギヨームの40%は魚住純で出来ています ギヨームの5%はズッコーンで出来ています ギヨームの3%は赤木剛憲で出来ています ギヨームの1%は流川楓で出来ています さてオオトリの「スラムダンク」!! なんと91%が、陵南体質なのね、あたしったら(嬉) しかもフクちゃんとビッグジュン♪ ブルーカラートライアングルのもう一角が誰かを考えるだけでもう、もう……!!!(以下自粛) でも最後の1%がルカワであることに、なんとな〜く納得のいかない当方(←嫌いなワケじゃないのよ@@)、再度こっそり実名で解析にトライしてみました。 すると、な・ん・と!! 驚愕の結果が!!! スラムダンクによる*****(実名)の解析結果 *****の50%はチームを日本一に導く選手で出来ています *****の34%は流川楓親衛隊で出来ています *****の9%はどあほうで出来ています *****の6%はスラムダンクで出来ています *****の1%は流川楓で出来ています これって、これって…!? 成分解析はイロイロ種類があるようですが、今回はコチラを使わせていただきました。 ご興味ある方は、下記URLへどうぞ。 http://seibun.nosv.org/ # by Guillaume-J | 2006-04-22 22:06
とうとう、いやついに?…ここで花沢類をメインに書かなきゃならない時が来たんだろうか。出番が多かったから避けては通れないし(え?)
というか、ドラマを観ながらへろへろ〜とメモった自分の字が、あまりにも汚すぎて読めない。なんてこった@@ ゆえに、なんだか記憶も怪しい。いや、故意に抹消してるのかもしれない。 と、前置きはもういいだろう。 今回の大筋は、司と花沢類の決別、つくしと花沢類のデート、総二郎と優紀、F4大げんか→仲直り、というところか。ようやく物語が大きく展開した。 筆者、この流れにはなんら文句はない。だがひとつ、個人的に言うならば、ずるい! ただそれだけだ。 なにが“ずるい”かというと────みんな“青春”しちゃってるからである! ああ、青春。 筆者はコレにたまらなく弱い。なんだ、このやろう、花男をこんな風にしやがって!!(泣笑) 以下、そんな私の揺れ動く乙女心(言うな)をメインの3人、すなわち花沢類、司、つくし(なんだよこの順番(笑))に絞って綴っていこうと思う。 F4から外れてもらう、と司に宣告された花沢類。原作では、抱き合うどころかキスまでしちゃってるところを司に目撃され、総二郎やあきらに責め立てられる。そりゃねーだろ、司の気持ち知ってたんだろ?と問われて「知ってたよ」と言い、「司には悪いと思ってる」と────筆者はこの時の花沢類の表情が好きだ(コミックス7巻参照)。つくしのことを想い、ちょっと放心したような、でもやってしまったことをきちんと認めている“男”の顔だからである。そしてこの表情のまま、非常階段でのつくしとのやりとりに移る。 明るく振る舞おうと、ノートに司の似顔絵を描くつくし。だが徐々にその手と声が震え、おそらく涙が一粒落ちたのだろう。目を見開き、ハッと顔を上げた花沢類の前には、泣き顔のつくしがいた。司を裏切ったという彼女の気持ちがそうさせるわけだが、そこで花沢類は、つくしを慰めるかのように励ますようにデートに誘う、という展開である。 ああ、何から言えばいいだろう。このシーンで重要なのは、花沢類がもはやつくしへの気持ちを自覚した段階であり(←筆者はそう考えている)、その直後につくしの司への気持ちに気づいてしまう、という花沢類にとっては実に哀しいターニングポイントになるということだ。 また、さらに言えば、つくしと花沢類がふたりきりになる場面は作中、ものすごくたくさんあるわけだが、素直になれないつくしの本心を、このように対峙して唯一、花沢類ひとりが、ゆっくりと確実に汲み取っていくというところが、花男の肝だと思っている。だから“癒しの類”とか言われるのだ。 ところが、そういう部分はドラマではどうでもいいようである。抱き合ってるところを目撃された、F4から外された、で、いきなりデートに誘うってのは、どういう了見であろう(いや、このナゾはあとで分かるようにはなってるんだけど、どうにも言い訳っぽく聞こえたので、後ほど触れることにする)。花沢類らしくない行動だなと、ひっかかりを覚えた。なぜなら、お相手であるつくしの気持ちが、このシーンでは原作とはまったく異なるからである。 司に目撃され、誤解(?)を与えて、冷たい眼差しで一瞥されても、あまり傷ついている様子はない。それどころか、中塚を理由もなしに殴ったと逆に勘違いして怒っているくらいだ。そして、「あたしは花沢類が好きなのよ」と思い込もうとさえしている。これでは花沢類が可哀相すぎるではないか!!(号泣) そんなつくしをデートに誘う花沢類の真意よ、これ如何に!? 彼が“行動”を起こす時には必ず“優しさ”の裏付けがある。それが見えない…!! いや、私がよく見てなかっただけなのかな(←サイテー)、この展開って、抱き合った時点でふたりが付き合ってると、司に認識されちゃったから、ってこと?? だからそういうことにしとこう、ってなワケ?? とはいえ、こんな散々なシーンでも、つい萌えてしまった仕草がある(笑) 「今度、どっか行こうか?」 おお、花沢類がつくしの顔を覗き込んだよう〜〜。身長差もナイスだ。こう、窮屈そうに身体を曲げて、至近距離でじっと見つめられて、あんな風に誘われたら、誰だって世のオンナならついつい頷いちゃうよな。えへ。でもモノホンの花沢類だったら、あんなニヤけた顔はしないけどな!(←私ってとことん小栗に厳しいらしい…) さて、次は司とつくしのシーンである。 デートのためにおめかししたつくしを待ち伏せする司(もう完璧にストーカー♪) 「これから類とデートなの!」 る、類と呼ぶのかつくし!? 「類はやめとけ!」 なな、なんで?(←大事なポイントだから訊きたい〜〜) 「あんたの気まぐれに振り回されるのはたくさん!!」 気まぐれとな? そして去っていくつくしの背を見て、司は呟く。 「なんでわかんねんだよ…」 キターーー!! 切ねぇーーー!!(笑) はぁはぁはぁ……いちいち突っ込みを入れると疲れますね(自業自得) こんなやりとりのあと、デートするふたりを追い掛ける司である。しかしそれをまたさらに追い掛ける約2名。なぜ西田と桜子がセット??(でも考えないことにする) そして、とうとうデート場面に司が鉢合わせするのだが! なぜだかここが、筆者の記憶が最も曖昧な部分である。すなわち上にも書いたが、心が激しく揺れていたのだろう。あの花沢類の顔を見てしまったからには。 司とつくしが、口論を始める。この時のふたりの会話がまず思い出せない。何を言い合ってたんだっけ。でもそんなふたりを、切なそうに(←とうとう私でもそう理解できる表情キターー!!)黙って見つめる花沢類!! そうか、そういうことか……ここで彼はつくしの司への想いを知るのね。そして自分の気持ちにも気づくのね。たとえデートのきっかけに矛盾点はあるにせよ、この時の3人の対比は確かにドラマ上、必要な構図だ。そして筆者にとって肝心なのは、原作では具体的には見られなかったビジュアルだということだ。 司とつくしが目の前にいる。口論しようが何をしようが、互いが気になる存在であることは明らかな事実で、司のほうはすでにつくしを好きだと宣言している。つくしはというと、嫌だ嫌だと言いながら、もっともつくしらしい姿を出せるのは司の前でだけだ。でも彼らのその様子を花沢類が黙って切なげに見ているシーンは、今のところ原作では思い当たらない。花沢類がつくしをそんな眼差しで見るのは、ふたりきりの時である(悶絶) それ以外に3人(だけ、という意味ではない)のシチュを挙げようとするならば、かろうじて当てはまっていると言えるのは滋の別荘、漁村の砂浜、NYの空港、司が記憶喪失の時の病院の屋上くらいか。でもどれも、花沢類のポジションとしては、つくしを第一に考えた行動を起こしている。実にさりげないが、筆者の目から見れば、花沢類は司に対して怒りを覚えていることがほとんどだ。ほら、上の4つは司がふがいない時ばかりではないか。 言い換えれば、花沢類は自分の(つくしへの)想いを押し殺し、けっして他人には見せず、つくしの気持ちを最優先して司を叱咤する男なのである(さらに悶絶) だから筆者の頭のなかには、衆人の前で、ドラマのようにあんな表情を晒してしまう花沢類は存在しなかった。だからアレを見て、なおさらショックだったのだ。 そこで心が揺れるのである。アレは私の知る花沢類ではない。だがドラマのなかでは確かにアレが花沢類なのだということを、認めないわけにはいかない。3人の構図も確かに正しいのだし、原作では隠されていた彼の心も、映像化するなら確かにアレが分かりやすいのだから(号泣) 乙女心は複雑だ。三角関係において、3人の当事者が一堂に会する場面でのこの演出は、まさにお約束といえよう。それを頭では理解していながら、こんなにも胸を締め付けられるとは…!! 心臓は高鳴り、真っ白になり、だからその前後の細かいやりとりがスッポリ抜け落ちてしまった。いや、無理にその“お約束”を否定するつもりはまったくない。ただただ、自分のこの心の動きに戸惑っているのだ。これまで原作を読んで、ほとんど何も言わない花沢類の心の内を想像し、妄想し、切なくなり、とことん愛してきた自分が、現実のものとしてその心情をヴィジュアルで見てしまっては、身の置き所に困るというもの(←バカ) ますます愛さずにはいられないではないか!!(←さらに大バカ野郎発言) そしてさらなる一撃。 「司はあんたの可愛いトコ、俺よりずっと先に気づいてたんだな…」 な、なんですと!? 先に気づいてたのは花沢類のほうだろ!?(原作ではね(汗)) あうう、そこまで言わせるのかよう〜(涙) 恋に悩み、気持ちを持て余し、思い通りにいかずに立ち尽くす。それでも“今”を生きている。ああ、青春のバカヤローーーーー!!(夕陽に向かって) で、総二郎と優紀のエピソードとなるわけだが、あっさり飛ばすことにする(苦笑) けど、ふたりがいるクラブに駆けつけ、中塚にタンカを切ったつくしのセリフだけは取り上げておこう。 「道明寺はあんたみたいなカスに理解できるような男じゃねーんだよッ!!」 いよいよ司の本心を知って、ぶちまけた叫びである。なんだよ、つくし、もうあんたたち、想いが通じ合ってんじゃねーかよ!と筆者は心の中で突っ込みを入れた。原作のあのもどかしさや焦れったさに比べて、ドラマでは恋を自覚するのがなんて早いんだ〜〜〜わはは! ま、いいけどさ。このセリフは、前回の司のセリフ「あいつの瞳は、この世のものじゃねーんだよ!」と対になるわけですね。でもって、ラストのほうで司への携帯メールに、 「優しさに気づくことができなくてゴメンナサイ」と打つわけだ。 ああん、それならもうこれ以上、花沢類を巻き込まないでくれ〜!!と突っ込んだこともここに記しておく(汗) そして今回、最後のシーン。 原作で言うなら、バスケの3on3というところか。だがここでは、F4総当たりの殴り合いという展開だ。 花沢類が、夜の帳のなか、やはり切なげに静のビルボードを眺めているところに、司から連絡が入る。その場所に集結したF4。対峙する司と花沢類。 司「どうだった、牧野とのデート?」 類「楽しかったよ」 司「そうか…」 類「自分のものみたいに言わないでくれるかな。どっちかっていうと俺のもんだろ?」 なな、なんですと!?(パート2) そこから言うわ、言うわ、司を煽るヒドいセリフが…!! んなの、花沢類じゃねーーーー!!!(号泣) そして殴り合いに突入するのである。巻き込まれた総二郎とあきらがお気の毒、もとい、ここがまさに“青春”の最たるものなのであった。花沢類はどんな気持ちで司を殴ったのであろう。司は分かりやすいのだが(笑) 司「牧野を傷つける男なんて、生かしちゃおけねえんだよ!」 類「ウソだよ」 散々殴り合った末────ふと手を止めて笑い(←うろ覚え)、司のせいでリンゴが食べられなくなった、その仕返しだ、みたいなことをポロリと言う花沢類。だからずるい!のだ。リンゴアイテムはどうしても納得がいかないにせよ、こんなにシリアスに友情を確かめ合う殴り合いの場面で、こんな気の抜けたセリフを言えるのは、花沢類以外にいないんだよな…@@(涙) 私はいったい、どうすればいいのさ!? 類「牧野、司の話ばかりしてたよ」 司「…………」 類「なんだ、けっこう牧野って司のこと意識してたんじゃん」 ああもう、それ以上、言うな…!!と激しく同情した。そして(たぶん)あきらからリンゴを渡され、一口囓る。 司「やりゃあできんじゃん」 類「言っとくけど、牧野のことで何かあったら容赦しないから」 ひいい! もういい、そのままみんなでとっとと肩を組んでどっかへ去ってくれーーーー!! と、もうこれ以上ないくらいに悶絶してしまった。分かってるんだよ、そんなこと…!!! 前回の「花沢類ヲチ」で述べた“鉄拳”に匹敵するわけですよ、このセリフ。 あーあ、今後の見どころは、楓の妨害をどう乗り越えるかしかないじゃん!? 最後の最後にしてほしかったなあ、花沢類が本心を明かすのは(涙) いや、言葉としてはまだ明かしていないのかもしれないが。 前後するが、花沢類はボソリとこんなことも呟いている。 「世話が焼ける。あんた(つくし)も、司も…」 これはデートに誘ったことの理由になるのだろうか? いや、実はそうではなかろう。もういい。これ以上、花沢類の気持ちを考えたら、身が持たないよ、私(涙) 次の回はTOJへの序章っぽいが、花沢類的な見どころはいったい、どう今後、見出していけばいいのか。 ────だから、あえて言おう。 花沢類、頑張れ!!と。 以上が、今週の応援電波である。(とうとう言ってしまった…) P.S. 今週の花沢類ヲチ というわけで、今回はナシ。
さて、何から語ろうかと、いまだにちょっと混乱している筆者である。それはなぜかというと、花沢類の出番が多かったからだ(←バカ)
でもここは、最後のヲチでまとめるとして(オイオイ)、今回は道明寺楓周辺に絞ってみようと思う。だって、念願のシーンが観られたんだもん。 「ウチのジェット、すぐ飛ばせるわね?」 まず冒頭からして、コレだ。いよいよ動き出したよ、楓! そうこなくちゃよ、と当然のように拳を握った。そして、道明寺邸での司とのやりとりに移る。 「牧野つくしとは、遊びならいいのよ」 「遊びじゃねえ! こんな状況で冗談言えるように育ててもらった覚えはねえ!」 「…………(にやり)」 こ、ここで笑うか!? 余裕の笑みともちょっと違う、まりこのあの微笑みの意味は!?と、悶絶したことを報告しておく。思えばドラマ初回からずっと、司と口論になった時にはこのような笑顔を繰り返していた。会議の時もそうだ。困難な状況に陥ったかと思うと、まるで楽しみが出来たかのように大胆不敵で、むしろ朗らかな笑みを零す。そこにドラマの楓の性格描写が込められているとするならば、これこそ筆者が待ち望んだ演技かもしれない。 原作の楓は、常に強面でぴくりとも笑わない、まさに“鉄の女”である。眉をひそかに寄せつつ、冷静に物事を処理していく必殺仕事人というイメージだ。でもどうだろう。生身の人間が実写で演じるには、いささか面白くない“表現”ではなかろうか。 そこで女優・加賀まりこである。笑顔の仮面を被ることにより、楓という人物がよりリアルに浮き彫りにされていると思うのは、私だけだろうか? 楓の孤独に裏打ちされたあの笑みにこそ、道明寺家の哀しみまでをも一身に“表現”しているのではと感じる。なにを大げさな、と仰る方もいるかもしれないが、筆者はそこまで深読みしたいのだから仕方がない。ドラマでは司も、あの椿でさえも、背負っている重みの“表現”という点ではぜんぜん物足りないのだから。 そこで、椿だ。 「いよいよこの椿さんの出番か♪」 意気揚々として弟・司の恋の後押しをするべく帰国する場面まではよかった。だが、残念ながら、楓を前にしてはまるで説得力ナシである。またまた原作の話になってしまうが、「誰のおかげで今の幸せがあると思ってるの!」と母に叱られ、あとで独り密かに悔し涙を流すシーンがある(コミックス16巻参照)。筆者はこの“涙”にものすごく拘りがある。なぜなら、楓が完全な悪役のポジションにいた頃、そして司の心理描写がほとんどない状況下で、椿のあの涙こそが、道明寺家の宿命に翻弄された一個人の哀しみと悔恨を表し、そしてそれを通じて道明寺家の面々の悲哀さえも、読者に伝える場面だと思うからだ。司はもとより、楓の哀しみさえも(←ココ重要) そういう意味で、ドラマであの“涙”をカットしたうえ、順序を入れ替えてしまうとは!! なんてこった!と思わざるを得ない。 ドラマの設定では、Wデートを提案したのは椿である。しかし、あんな無邪気な(もっと言えば稚拙な)アイディアを、楓に叱咤されたあとに行うとは、筆者の目から見れば信じがたい出来事だ。椿の本気の優しさとは、そんなモンじゃない!!(怒) 確かに、原作のエピソードの登場順は、椿の涙→Wデートとなっている。とはいえ、話に関連性はまったくない。楓が椿を叱るのは、過去にお家事情で恋を引き裂かれた悔恨を持つ椿が、自分と同じようにさせてはいけないと、司の恋路を温かく(時に激しく(笑))応援してきた“勝手な”行為に対して、“道明寺家の一員としての自覚”を促す、あるいは念押しするためのものである。だから、その後の椿の、司とつくしへの見守り方にこれまでにないある種の距離感が生まれ、物語に緊張感が増していく、実は大事なポイントなのだ。 ではWデートのほうはというと、原作では優紀が発案者である。高校一年生の女の子として妥当なところだ。それなのに、ドラマでは……ううむ。デートのシーンそのものの演出は悪くなかったのだが、椿に言われたから、というのは上記の理由でどうしても筆者はモニョる。キャラには心の流れがあり、行動には意味があるのに、それらをブッた切られた想いがしてしまう。 あれほどの長編漫画を短くまとめるため、シーンやエピソードを解体して再構築するのは、手段としては仕方がないことだと、筆者も理解している。だが、このブログでずっと訴えてきているのは結局、キャラの心理を無視したやり方はいかがなものか、ということにつきる。一見、些細なシーンやセリフに突っ込みを入れているだけのように見えるだろう。だが、ドラマ制作には途方もない労力と時間が掛けられ、大勢の人々が関わり、議論もされてきたはずだ。秒数もきちんとカウントされている。そういう背景があるのに、なぜわざわざアレとコレを引っ張ってきてこう繋げるのか!?と、どんなに短い場面やセリフだろうが引っ掛かりを覚えるたびに、非常に残念に思うわけだ。 大人キャラをきちんと描いてこそ、ストーリーに深みと面白さを与える。だがこのドラマのように、中途半端に大人が関わるだけの高校生視点ならば、短絡的な物語にしかならない。本来、『花男』とはそんなものではないと思っている。 では、気を取り直して。 筆者が待ち望んでいたシーンが今回、ついに登場♪ なにをかいわんや、楓VSつくしママである! 牧野宅に上がり込んだ道明寺楓。原作での美しい正座姿もおステキだったが、ドラマではいっそうパワーアップしていた♪ よく見ると、狭い牧野宅の板の間にペルシャ柄(?)の小さな絨毯が敷かれ、その上に椅子。そしてわれらが楓さまが、ハイヒールをはいたままそこにお座りになっていらっしゃるではないか! わはは! サイコーだ(嬉) こうして、床に正座する牧野一家を悠然と見下ろすわけである。その優位な立場から、勝ち誇ったようにキャッシュで3億を差し出す。息子に関わるなと。 対して石野真子、もとい、つくしママがゆらりと立ち上がる。台所で塩を手にする。そしてヌッと振り返り楓の正面に立ち、タンカを切り、ザザーーーーーーーーーーーッ 楓の美しい髪の上に、雪のように降り積もった白。舐めるとしょっぱい。そこであの笑みが変化を起こす!! 屈辱の笑み。イイデスネー♪ 楓が帰ったあとの、つくしママもイイ♪ 何かに取り憑かれたかのように鈍く光る瞳、パパの胸で気絶する振り、その後のなんちゃって発言。シリアスからオチまで、なんともいえない庶民の飄々としたおかしみと悲哀があった。真子も上手いなあ。満足♪ この対比は実にイイ。楓の次なる行動が、楽しみである。 というわけで、つらつらと楓中心で話を進めてきたが、最後に。 今回も、司は可愛かった(笑) つくしに渡した司専用百式、もとい、ダースベイダーテーマ着信音付きゴールドのケータイにも笑ったが、やっぱ中塚を殴ってた時に叫んだセリフが筆頭だろう。乙女(え?)としては背筋をゾクリとさせられた。 「あいつの瞳は、この世のものじゃねーんだよ!」 わーお。もう完全につくしは司のミューズ(女神)なのね。なんてオンナ殺しなセリフなんだ…! けど、そんな想いを知らぬまま、つくしは司を呼び出す。なぜ中塚を殴ったのかと。あの場所って学園のカフェテリアなのかな、ともかく、向かい合わせに立つふたりは逆光で表情がよく見えない。とんがった唇のシルエットだけが分かる(これ、カメラが逆サイドから写してたらぜんぜん臨場感が伝わらなかっただろう)。ふたりの気持ちがすれ違っていく切なさがよく描かれたシーンだ。原作で同様のシーンは、司の部屋でF3も一緒、司はシャワーを浴びた直後で半裸♪(コミックス20巻参照)だったわけだが、シチュエーションを変えてもうまくドラマに取り込んでいたように思う。理由を言いたくない司の気持ちは、ドラマのほうがよく出ていた。 それから、ラストの表情もよかった。 「なんだ、そういうことか」 花沢類とつくしが抱き合ってる場面を目撃した時の顔だ。冷ややかな、いや、むしろ無表情な眼差しは、大人の女性(アタシだよ)から見れば、ものすごく庇護欲をそそられる。そうじゃないのよと抱き締めてやりたくなる(笑) そして、次回への期待も膨らむ。なぜならば、その眼差しは“つくしに会う以前のもの”だからだ。当時の荒んでいた心と、手の付けられない傍若無人ぶりを、激しくも切なく視聴者に披露してほしい。この機会を逃したら、本当の意味での司の根深い心の闇は伝えられないだろう。だから頼む! ぜひ見せてくれ! こうなってくると、道明寺サイドは、最初の期待はどこへやら、つくづく椿の描写がもったいない。 ────だから、あえて言おう。 菜々子、頑張れ!!と。 以上が、今週の応援電波である。(ところでまだ出番があるのかな@@) P.S. 今週の花沢類ヲチ あの寒々しい非常階段に毛布持参、にも驚いたわけだが、予感的中なんだろうか。今回の放送を観て、コレでは花沢類が、完全に当て馬扱いになってないか!?と泣きそうになった(号泣←すでに) 安易な三角関係モノには絶対にしてほしくない!と心から願ってるのに…!! 傷心の帰国後、遊び人になってオンナとキスしまくる花沢類。つくしに軽々しく「可愛くなったね」「俺と付き合わない?」とナンパ師のように誘う花沢類。ええ、そりゃ原作だってそのとーりですよ! でもね、その豹変ぶりは“虚ろな瞳”があってこそ、見ているこちらの胸がどうしようもなく震えを起こすんですよ! なのに、なんだアレは!? ちっとも花沢類の心情が伝わってこねーよ!! つか、もっと言えば、ここにきて初めて小栗旬が生き生きと見えるパラドックス。もう、ワケわかんない(涙) 特にこの「付き合わない?」の場面では、花沢類がつくしにとって、ヒーローでい続けるために、デリケートに扱わなくてはならないシーンだと思う。単なるナンパ師に豹変した、という情報を与えるだけではダメなのだ。一瞬でもいいから間を置き、花沢類の虚無感を演出しないと、意味がない。あるいは夕暮れ時に設定し、非常階段をオレンジ色に染め上げ、光に透けたそれこそ“ビー玉の瞳”で、濡れるようにじっとつくしを見つめるくらいの映像は作れないものだろうか? 耳を疑うほど“らしくない”セリフを口にしながら、瞳は真実を語る。────そういう描き方をしたっていいだろうに。 だって、司と同様、花沢類にも激しい“孤独”があり、物語上でも司と同等の比率で描かれなくては、つくしにとって(司とは別に)大切な人となる説得力に欠ける。反対に、花沢類から見たつくし、という点でも、なぜ彼が親友である司の想い人・つくしに構い、そしてなぜ惹かれていくのかも分からなくなってしまう。 「なんで俺、牧野を好きにならなかったんだろう」 だからこの大事なセリフも、いくらパリでの出来事を説明した後とはいえ、唐突に見えてしまうのだ。 「なんで幸せになってくんないの」(コミックス6巻参照) こう言って、原作では涙ながらに訴えるつくしがいたからこそ出たセリフであり、それを除外してあそこでああいう展開に持っていくためには、花沢類の心情を事前にたっぷり描いておかないと。でなきゃ「なにをいきなり?」と、こっちはポカ〜ンとするしかないだろう?? このシーンの前に、辛うじてちょっと思わせぶりな場面はあった。 Wデートには司が行くと思うよ、とわざわざつくしの家まで告げに来たところである。会話中、つくしが「あなただけが味方になってくれた。こうしてあたしが学園にいられるのは花沢類のおかげなんです」と言ったあと、「牧野、俺……」と呟くのだ。その呟きは、司のダースベイダーコールでかき消されてしまうわけだが、果たして彼はこの時、何を言おうとしていたのだろう? 実に気になるところだが、まったく想像がつかない。このアタシが(!)花沢類の気持ちをぜんぜん理解できない…!! なんてこった@@(涙) どれもこれもが中途半端である。今後のドラマ展開で、もしも花沢類へのフォローがなかったらどうしてくれよう。“いい人”で済ますのもやめてほしいし。 唯一いま、フォローとして自分的に納得がいく場面を想像するとすれば────楓の妨害により、ふがいない姿をさらけ出す司の頬に、鉄拳をふるうことくらいか?(←萌)
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